「クラウドコンピューティング」スペイン語でなんて言う?

私はコンピュータ関連の仕事を

しているので、コンピュータ用語を

スペイン語でどう表現するか

お伝えしますね。

  

今回は、

第24回「クラウドコンピューティング」、スペイン語で何て言う?

です。

 

クラウドコンピューティングは、
ネットワークを最大限に活用する
コンピュータ利用形態の一つです。

 

英語で
Cloud computing

 

スペイン語
La computación en la nube,
servicios en la nube
または単に
La nube

 

になります。

 

従来のように、
パソコンや携帯電話内のデータと
アプリケーションを活用する形ではなく、
ウェブブラウザなどを介して
「サービス」の形でアプリケーションを
利用するものです。

 

ネットワークにさえつながるなら、
どのような端末からでも同じデータが、
いつでも利用可能になります。

 

ユーザー側に必要なものは
最低限の接続環境と
パーソナルコンピュータや
携帯情報端末などのクライアント、
そしてサービス利用料金です。(有料の場合)

 

ネットワーク経由のコンピュータ
資源利用自体は、1950年代の
コンピュータ黎明期より行われており
基本的には新しい技術ではありません。

 

しかし近年、
急速にブロードバンドネットワークや、
携帯電話を中心としたモバイルネットワークが
普及したことで、より身近なサービスとして
提供されるようになりました。

 

“雲(クラウド)”のような、
巨大なインターネットにアクセスすれば、
その利益、恵みの雨を受けられる時代
になったというのが、名前の由来です。

 

代表的なサービスとしては、
グーグルの「Google Maps」「Gmail」、
ヤフーの「Flickr」、
アップルの「MobileMe」、
セールスフォース・ドットコムCRMシステム
などが挙げられます。

 

サービスの形態によって、大きく3つに分かれます。

 

(1)IaaS(イアース)
  (Infrastracture as a Service/Infraestructura como servicio)

  インターネット経由のハードウェアやインフラの提供する
  サービスです。
   例として、
    Amazon Web ServicesAmazon EC2
    VMware Cloud on AWS
    IBMのSoftLayer
   などがあげられます。

 

(2)PaaS (パース)
  (Platform as a Service/Plataforma como servicio)

  データベースやユーザー・インターフェースなど
  アプリケーションを利用するためのさまざまな基盤や
  開発環境などを提供するサービスです。
   例として、
    GoogleGoogle App Engine、AppScale、
    マイクロソフトMicrosoft Azure、
    SAPのSAP Cloud PlatformやSAP HANA Enterprise Cloud、
    Amazon Web ServicesAmazon S3
    Amazon DynamoDBAmazon SimpleDB、
    IBMのSoftLayer、
    セールスフォース・ドットコムのForce.com
    プラットフォーム
   などがあげられます。

 

(3)ASPまたはSaaS(サース)
 (Application Service Provider/Proveedor de servicios de aplicación)または
  SaaS (Software as a Service/Software como servicio)

  メールやスケジュール管理をはじめ、
  さまざまなウェブアプリケーションサービスを
  提供するサービスです。
   例として、
    電子メール
    グループウエア
    GoogleGoogle Apps
    マイクロソフトMicrosoft Online Services、
    SAPのSAP Business ByDesignや
    SAP SuccessFactors、SAP Ariba、
    セールスフォース・ドットコムSalesforce CRM
    オラクルの Oracle Cloud
   などがあげられます

(1)、(2)は企業向け、
個人が主に使っているのは、(3)かと思います。

 

クラウドのメリットとしては、

 

(1)どこからでもアクセス可能

  クラウドサービスは一度アカウントを作ってしまえば、
  パソコンやスマートフォンを問わず
  様々な場所・端末からアクセス可能です。
  この手軽さが何といってもメリットでしょう。

 

(2)バックアップや保存容量を気にしなくていい

  通常、パソコンやスマートフォンにデータを
  直接保存した場合、万が一に備えて外部メディアに
  バックアップを取っているかと思いますが、
  ちょっと面倒くさいですね。
  しかし、オンラインストレージを利用すれば、
  このバックアップ作業はサーバ側で自動的に
  行ってくれます。

 

  またスマートフォンタブレット端末(iPadなど)は
  まだまだ保存容量が少なく、気づけば容量不足に
  陥ってしまうこともあります。
  しかし、クラウド上の保存領域を利用すれば
  そんな悩みは解決します
  もちろん、無料で使える領域には制限がありますが、
  有料版を使えば容量を増やすことも可能ですね。

 

一方デメリットとしては、

 

(1)セキュリティに対する不安

  メールなどの内容が分析されている可能性があります。
  無料で利用できるクラウドサービスの大半は
  広告収入によって運営されているため、
  メールの内容などが機械的に収集・分析されています。
  面倒くさいかもしれませんが、利用規約には目を通したほうが
  いいでしょう。

 

(2)永久に利用できる保証はない

  クラウドサービスでは、
  ユーザーの増加やサービス競争によって日々サーバ容量を
  増やしたり、コストがかさんでくるのが一般的です。
  そのため、一定期間ログインしないとアカウントが
  削除されてしまったり、利用者が減少するなど、
  最悪の場合サービスそのものが途中で終了してしまう
  ケースもあります。
  こういった可能性を事前に考慮し、ある程度知名度の高い
  サービスを選んだほうがいいですね。

 

今回はクラウドコンピューティングについてでした。

お役に立てたましたか?

次回をお楽しみに。

 

ありがとうございました。