(番外)円の思想とは

今日は番外編です。

 

最近手にした書籍で
なるほどと納得した文章に
出会いましたので、

紹介したいと
思います。

 

「円の思想」

 

はるか縄文時代
精霊崇拝を踏まえ
次の3点を心がければ、
自然界を動かす神々の恵みを
受けられると考えられていました。

 

1.自然を大切にする

 

自然の豊かな山や原野、川、海などに
神様が住むと考え、
そこの自然を荒らさないよう
努めてきました。

 

自然は人間の力で克服するものではなく、
あるがままの自然を受け入れて
その恵みをもらうということです。

 

2.人間を大切にする

 

人間は誰もが善良な精霊を持ち、
だれもが善人であるという考え方です。

 

一方が正しくて、もう一方は誤っている
という考え方は
日本人にはなじまなかったのです。

 

自分と違う立場の人間にも
何かいい部分があるとして、
相手を尊重してきました。

 

3.明るい気持ちをもって、人生を楽しむ

 

自然と人間を大切にしてきた日本人は、
つまらない争いごとは、
どちらのためにもならないと考え、
人と人とが反目しあって
暗い気持ちになるより
みんなで仲良くして明るく過ごそうと
努めてきました。


こういった思想に基づき、
日本人は、
人間の考え方は多様だが、
だれもが自分独自の良さをもっている。

 

だから自分と違う立場の人間も
受け入れて、仲良くしていこう。
こういった考え方にたって、
行動してきました。

 

日本人はその場にいる人間の多数が
自分と異なる主張をしたときは
「場の空気を読んで」
周囲に合わせた行動をとってきました。

 

「日本人なら知っておきたい日本」
武光誠著)より

 

遥か縄文の昔から脈々と育まれてきた
日本人の特質を見事に表現しているなと
思いました.

 

この3点、これからも
大切にしていきたいと思い、
紹介させていただきました。

 

ありがとうございました。